SLの動態保存とは
“鉄道の動態保存”とは、技術革新など伴って旧式となり、姿を消すことになった鉄道車両を、運用可能な状態で整備・保存する事をいいます。
全国の鉄道から一旦姿を消した蒸気機関車(SL)を、大井川鐵道では全国に先駆けて動態保存を行ないました。
現在でも4両のSLが日常の運用で使用され、ほぼ毎日運行を行ない活躍を続けています。
大鉄の技術
SLはいわば“クラシックカー”。 旧国鉄から受け継いだ技術を伝えています。
いずれも昭和初期に製造されたSLにお客様を乗せて安全に走行するためには、高い技術が必要です。
当社では昭和51年にSL復活運転を始めるとき、蒸気機関車の運転・整備の
知識・経験を持った旧国鉄OBの職員を招き入れました。
それから30年以上が過ぎその職員達は現役を退きましたが、専門知識は着実に若い職員に伝承され、今日にいたっています。
もう手に入らない部品もあります。
SL製造当時の技術は、今となっては簡略化され失われた技術もあり、現代では再現が難しいものもあります。
部品交換が必要となった時には、全国の静態保存中のSLの部品を譲り受けたり、自社で製作をしたりして対応します。
SL乗車のご予約
大井川鐵道の技術を結集して運行する、大井川鐵道ならではのSLの旅をぜひお楽しみください。